お薬について

 横浜舞岡病院の薬局では、薬剤師が主に入院患者様のお薬の調剤を行っています。
 処方されたお薬の量や飲み合わせをチェックし、患者様が少しでもお薬を飲みやすくなるように一包化(飲み方にあわせて一回分ずつ分包すること)するなど、工夫しています。
 必要に応じて、患者様が入院中どのようなお薬を飲まれているかを確認し、お薬の飲み方、副作用などの注意事項、さらにはお薬を飲むことの重要性などについて説明(服薬指導)を行います。
 また、院内スタッフに対する医薬品情報の提供を行うことで、日常の業務に活かしています。

調剤中の風景

服薬指導中の風景

精神科で使うお薬のなかには、食欲が増したり、体重が増えやすくなるものも有ります。ひいては糖尿病を引き起こす可能性のある薬もあります。ご存知でしたか?
運動したり、食べ過ぎないように気をつけることはもちろんですが、今飲んでいるお薬で、のどが激しく乾いたり、おしっこの量が増えたり、このほか体調に変化があったり、気になるようなことがあれば主治医に相談しましょう。

お薬 Q&A

処方された薬は主治医の指示にしたがって忘れず継続して服用することが重要です。
以下にお薬について困ったときの注意事項がありますので参考にしてください。

一回飲み忘れたが、どうしたらよいでしょう?
飲み忘れに気づいた時点ですぐ飲んでください。
ただし、次の服用との間は4時間くらいあけてください。2回分をまとめて服用してはいけません。薬によって作用がことなるので、詳しいことは主治医か薬剤師にご相談ください。
薬を何かに混ぜてのんでもいい?
飲んでいる薬によっては、混ぜることで本来の効果を発揮できないものもあります。
なるべく水か白湯で飲んだほうが確実です。
薬を飲んだ後、車の運転をしてもいい?
飲んでいる薬によっては、眠くなったり、細かい作業への集中が出来なくなるものがあります。
できるだけ車の運転や細かい危険な作業は控えるようにしてください。
調子が良くなったので自分で判断して減らしたり止めてもいい?
勝手に減らしたり中止したりすると、症状が再発したり悪化したりすることがあります。薬は必ず自分で調節せず、指示されたとおり服用してください。
他院でもらった薬や、薬局で買ってきた薬を一緒にのんでもいい?
薬によっては一緒に飲むことで効きすぎたり、逆に効きにくくなったりすることがありますので、一度主治医や薬剤師に相談することをお勧めします。
眠れないので、友達から睡眠剤をもらった(あるいは友達にあげた)が、のんでもいい?
睡眠剤に限らず、処方されたお薬はすべて、その患者様の状態、年齢、背景にあったものです。
したがって、その薬が他の人にあうとは限りません。処方された薬を人にあげたり、人からもらった薬を飲んだりしないようにしてください。